それってデートDVじゃないかい?

みなさんこんにちは、ぽこたろうです。

 

先日東京に旅行に行ってきました。

旅行の時に散財しないようにと心掛けて行ったつもりでしたが、散々散財して帰ってきました。

節約生活の始まりです。笑

 

今日は東京の友達に会った時に聞いた内容で、それってデートDVじゃ…と思ったので記事にします。

 

 

デートDVとは

DV(ドメスティックバイオレンス)という言葉は皆さん一度は聞いたことがあるかもしれません。

DVを日本語訳すると…

 ・家庭内暴力

DVもいくつかの種類に分けられ、その中の一つに「デートDV」があります。

デートDVとは、主に、夫婦や恋人間での暴力行為を指します。

次に旅行先で友達に聞いた話を書いていきます。

 

友人Aの話

友人A(女性・大学生)は交際相手B(男性・大学生)と半同棲生活をしており、学内でも一緒にいることが多かったそうです。

好きな人と多くの時間を一緒に過ごせるわけですから、楽しい時間だったことでしょう。

しかし、あることがきっかけで交際相手Bの態度が一変したそうです。

 

他の男性と話していた

 

これがきっかけだったそうです。

そして彼女は交際相手B以外の男性と話すことを禁じられたそうです。

私はこれを聞いた時に、デートDVの始まりの典型的なパターンだと感じましたが、友人Aはその時には特別違和感を抱くことなく、ただの”束縛”という言葉で片付けてしまったようです。やはり大学生にはその辺の判断はまだ難しいのではないでしょうか。

 

それからしばらく経ち、特にこの一件を特別視していなかった友人Aは、友達として他の男性と話しをしたそうです。

きっとその光景を交際相手Bが見ていたのでしょう。

家に帰ると、交際相手Bが今までに見たことがない険しい表情をして立っていたそうです。

 

お前、◯◯と話してただろ

 

友人Aは後ろめたいことでもなかったからということで、正直に話していたということを伝えたそうです。

すると、いきなりビンタをされたそうです。

なぜいきなりビンタをされたのか分からない友人Aは、訳が分からず、その場にしゃがみ込み泣いてしまったとのことでした。

その姿を見て、交際相手Bの態度が一変し、急に自分の過ちを謝罪してきたそうでした。

その場はそこで収束したそうですが、しばらく経つとまた同様のことが繰り返され、いよいよ本格的に暴力や束縛、行動の制限が始まったそうです。

 

それ以降は、日常の暴力や性行為時の避妊の拒否などの暴力や強要行為があり、友人Aが痛がっていたり、泣いたりすると謝罪をして優しい一面を出す、という一連のDVサイクルが成立していったそうです。

 

デートDVの特徴

デートDVは行き過ぎた愛が悪い形で出てしまったものです。

自分の交際相手が意に沿わない行動を取ると、その嫉妬心や自分から離れていってしまうのではないかという束縛心が生まれ、自分の管理下に置いておきたいという思いにつながり、その結果として暴力行為として表れます。

しかしながら、暴力を振るった相手は、愛している女性なのです。男性としては、当然、相手が泣いていると”やってしまった”という思いに駆られて謝る事になります。

 

嫉妬心・束縛心 ー 暴力行為 ー 謝罪

 

この一連の流れが、デートDVの特徴なのです。

このデートDV、意外と相談をするに至らないことも多くあります。

 

なぜ相談できないのか

デートDVは他者から見れば、その判断は迷うことはありませんが、当事者からすると判断に迷うところがあります。

暴力行為を受けている時には恐怖感に支配され、”通報した方がよいのだろうか”、”誰かに相談したい”と感じます。

しかし、デートDVの特徴として、この後には交際相手からの”謝罪”があるのです。

ここまでの流れでは、すでに暴力を受けているのですから、第三者が見れば、その時点で危ないという事に気づくことができますが、デートDV被害の当事者となると、交際相手からの謝罪ということもあり、”もうしないって言っているから大丈夫”、”もう一度信じてみたい”という思考に至ります。

結果、交際相手から暴力を受けているにも関わらず、相談や通報をする事によって相手を貶めたくないという理由から、誰にも相談することなく、被害を明るみに出すことができないのです。

 

勇気を出して相談

少しでも相手との関係性でデートDVの可能性を感じたら、まずは親や兄弟等の信頼できる人に話してください。しかし、デリケートな内容だけに家族には話しにくいという人もいるかもしれません。その場合には信頼の置ける友人でも構いません。

万が一、話せる人物がいない場合には、下記のような相談窓口も開設されています。

www.gov-online.go.jp

 

最後に

何度も繰り返しますが、夫婦や恋人との関係性で何らかの違和感を感じたらすぐに相談することをお勧めします。

また当事者だけではなかなか相談まで踏み切ることができないこともあるかと思います。当事者の周囲の方々による支えがデートDVでは重要なのです。

現在、交際相手からデートDVと疑われるような行為を受けている、知り合いにデートDVを受けているのではないかと思われる人物がいる。そのような場合には一刻も早く相談をお願いします。

相談することで被害の重大化を抑えることができます。

勇気を出して、相談を。